2025年6月8日、9日の2日間に渡って
昨年に引き続きバリスタ石谷貴之氏をお招きし
カフェでのサービスイベントに立っていただきました。

石谷氏のコーヒーを体験すると
「バリスタ」という仕事を「コーヒーを淹れる人」と思うのは
言葉が足りないのではないかと思えてきます。
コーヒー「も」淹れられるサービスマンとして捉えると、
カウンターに立つまでの準備のストイックさ
極めて、深めて、広く伝える表現力
コーヒーだけではない、他の飲食物の探求心
オペレーション中の目配り、お客様への心配りに見惚れます。
「ずっと見ていられますね」
カウンターに座ったお客様が視線を離さなかったのが、その証明です。

コーヒーを使った創作ドリンクは、
テイスティングした豆の要素やインスピレーションでありつつも
コーヒーをあくまでも1つのピースに使った新体験の一杯。
グラスの香りから始まり、 氷の溶ける温度変化も含めた壮大な構成バランスの技術。
ロースターとも、コーヒー農家とも違う、
コーヒーの人。
バリスタという仕事の価値を高める人。
いつものカウンターが夢の劇場のような、
ワクワクして見つめてしまうお姿は、まるでアスリートのようでした。

ますます、たまらない。コーヒーって、おもしろい。
打ちのめされる一杯の価値。
次は石谷氏とどんな理想を実現できるでしょうか、お楽しみに。
ご来場の皆様、ありがとうございました。