今年最初の特別講座は、コーヒー豆の育つ産地について、熱い講演をお願いしました。
スペシャルゲストは、株式会社堀口珈琲の代表取締役社長、若林恭史氏。
スペシャルティーコーヒーってなんだろう？という導入から始まり、
ていねいに熱心に、やさしく根拠立てて話が展開されて、
コスタリカの地理歴史、地域ごとの飲み比べも多種多様。
参加者の皆さんから「前のめりになって、あっという間でした」
というお声をたくさんいただきました。
「コーヒー産地」
と消費国側から見ればひとまとめにされがちですが、その背景は様々です。
４種の飲み比べ時間では、産地個性の違いがその情報と味わいにつながって、
美味しいコーヒーの楽しみ方の新たなステージを垣間見たようでした。
生豆の買い付けや品質管理の現場を通じて、
素晴らしい味わいのコーヒー豆を仕入れる難しさとその魅力を
若林氏が自由自在に紹介するお姿は、
コーヒーの研究者であり交渉人であり、
スペシャルティーと呼ばれる次元を牽引する求道者としての
誇りと責務をメッセージの端々に力強く感じます。
次の機会にはどんなワクワクするお話が聞けるのでしょう。
どうぞぜひ、お楽しみに。
ご来場の皆様、ありがとうございました。